読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

介護のせいで結婚できない

■介護のせいで結婚できない

 

私は、39歳会社員です。

 

現在、同居している若年性アルツハイマー認知症を患った

母の介護をしています。

 

 

母の様子が、なんだかおかしい・・・と思ったのは約5年前。

 

母が59歳の時です。

 

まずは、父の誕生日を忘れました。

 

はじめは「もう、うっかりして~」と笑っていたのですが、

そのうち家に光熱費の請求書が届くようになりました。

 

今度は引き落とし日を忘れていたのです。

 

次にレシピ通り夕飯を作れなくなりました。

 

キッチンで、あれがないこれがないと右往左往している様子を見て私が「もう、お母さん本当にしっかりしてよ」と、

 

少し強めに言うと「もう!わかってる!!うるさいわね」と

 

聞いたこともないような口調で声を荒立てたため、

何だか本当におかしいんじゃないかという、違和感がありました。

 

 

違和感は的中し、なだめすかしてやっと撮った母の脳のMRIには、

アルツハイマー認知症の病変が写っていたのです。

 

まず最初に心配したのは、

私の仕事をどうしていくかという事。

 

うちの父はすでに他界しており、叔母は海外。叔父は他県に単身赴任。

 

介護できるのは私だけなのです。

 

ほどなく母に介護認定がおり、

介護サービスを利用できるようになりました。

 

朝8時~夕方5時まで母は週3回デイサービスに行くことに。

 

間の、私が居ない曜日はヘルパーさんに来てもらい、

日中の安否確認を兼ねて配食サービスも利用しました。

 

そんな充実した介護サービスのおかげで、

何とか仕事を辞めずに済みました。

 

2年後、結婚を意識してお付き合いしていた彼から

誕生日にプロポーズを受けました。

 

とてもうれしかったのですが、

正直、母の事を思うと素直に喜ぶことができませんでした。

 

f:id:wanshisshin:20170112152549j:plain


意を決して彼にいまの母の状況を話すと、

「お母さんがそんな状態じゃ、結婚なんてそちらの親族に申し訳ないね」

とすんなり婚約を取り消されてしまいました。

 

とてもショックでしたが、母は何も悪くありません。

 

悪いことは後からあとから続き、

デイサービスの無い日、母は家を勝手に出て、

帰れなくなるという事が多くなりました。

 

 

デイサービスでも会話がほかの利用者と弾まず

気落ちしていることが多くなり、うつのような症状が出て、

だんだん無気力になっていき、

歩行にふらつきがみられるようになりました。


食事も、促さないと食べません。

 

母は日中1人で居させることが困難になりましたが

デイサービスを終日利用となると、とても点数が足りません。

 

 

私はやむなく会社を辞め、現在は貯金を崩しながら、

母を介護しながらでもできるパートを探しています。

 

介護で婚期も職も失い、悲しい気持ちですが、

母を支える肉親は、私しかいないんだという気持ちで、

何とか頑張っています。

広告