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介護はまるで地獄のようだ

私は、56歳の専業主婦です。


母を介護して、かれこれ3年になります。

 

最初に母を介護するきっかけとなったのは、

警察からの電話でした。

「おかあさんを署でお預かりしています。」

 

と、何が何だかわからないまま

母の家からは2駅もある警察署へ行き事情を聴くと
道に迷って保護されたのだと警察の方から説明されました。

 

どうやら母の荷物の中に手帳が入っており、

そこから私につながったのでしょう。

 

 

母はとてもしっかりした、自慢の母親でした。

 

 

近所でも有名な美人で、愛想もよく、

手先が器用で町内でも顔が広かったため、

自宅で着付けや和裁の先生もやっていました。

 

 

私が警察に迎えに行った時の母の姿は、

髪はボサボサ、服はパジャマに古いジャケット、

素足に靴、、、。昔の面影が微塵もありませんでした。

 

 

かろうじて私の事はわかっているようですが、

ここがどこなのか、なぜのこんなところにいるにかわからないようすでした。

 

 

つい数か月前まではこんな風ではなかったのに。

 

 

とにかく様子がおかしいと病院で診てもらったところ、

病名は「アルツハイマー認知症」でした。

 

脳のCMRIを見せてもらったところ、

母の脳はスポンジのようにスカスカです。

 


愕然としました。

 

母は1人暮らし。

 

 

うちはもう子供が手を離れたとはいえ、母の家からは車で30分はかかります。

でもこのままの状態で母をほっては置けない。

 

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どうしたらいいのだろうと思って、

他県に住む兄に相談しました。

 

 

ですが「ちょっと面倒だな。施設にいれたらどうだ」

 

と冷たい返事が返ってきました。

 

 

思い切って主人に相談したところ、

 

「お義母さんには息子2人を見てもらった御恩もあるし、

和室を片付けて一緒に住んでもらってはどうかな」と、言ってくれたのです。


ですが、ここからが悲劇の始まりでした。

 

 

自宅から、ある程度の荷物を引き払ってうちに来たまでは良かったのですが、

何度説明しても数時間すると「帰らせてください。帰らせてください」

と連呼するのです。

 

 

何回か家の玄関口で「私はここに住む人につかまっています!助けて!殺される!」

と、夜中に大声で叫んで回ったこともあり、通報されてしまいました。

 

 

そんなことがあってから近所付き合いも疎遠となり、

社会から切り離されたような気持になりました。

 

 

また、着替えに強く拒否があり、

入浴や朝の着替えの度に喧嘩になり、私の髪や服をつかみ、

「お前なんか!」と物が飛んできました。

 


主人は、母が起きている間は自室にこもり、

出てきて手伝う気配すらありません。

 

 

アルツハイマー認知症には今のところ特効薬が無いと聞きます。

 

 

母の暴言や暴力は、いまだ健在。

 

一体いつまでこんな状態が続くのか。

相談するあてもありません。

 

 

私が先に倒れてしまいそうです。

 

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